様々な現場で看護師として適切な看護を行い、医師にも意見を出して活躍している人を見ると尊敬の念を抱くものです。現場でリーダーシップを発揮できるようになりたいという思いを抱き看護師になっている人は多く、それを体現している先輩を見ると尊敬するのは当然です。

このような傾向は特に新人の頃によくありますが、だんだんとスキルが身についてくると自分でも伸び代の範囲があることに気づくでしょう。そうなれば、だんだんと憧れの気持ちが薄らいでいって同僚として認識するようになります。それと同時に現場を冷静になって見られるようになると別の人が憧れの対象になることもよくあります。現場に揉まれることで、人は想像以上に成長するものなのです。

同じ現場に長くいれば、それほど突出している様子ではなくとも、現場環境を整えるのに活躍している同僚も見えてくるでしょう。現場にいる時間が長いからこそ人間関係を良好な状態にするのは重要な部分。風通しの良い職場なら、その役割を担っている人が必ずいるはずです。その担い手を探し出して、その人の行いを真似てみれば、必ずや自身のスキルに繋がります。

看護の職場で現場環境を良好に保つのは容易ではありません。様々な考え方を持っている人の考え方をうまく合わせていって、誰もが快適に過ごせるように立ち振る舞うことができれば円満な環境ができます。人をまとめることの重要性を認識して、率先して環境づくりに取り組むことが大事です。そのスキルが身につけば、どんな職場に行っても働きやすく、また重宝される存在になれるでしょう。